簡単なものとなります。詳しい説明をご要望の方はお問合せください。

刃物の製作は、大きく分けて下記の3工程となります。
1.鍛 造(火造り)形を造る工程
       同時にハガネの分子密度を高める
2.熱処理(焼き入れ)ハガネに硬度と粘りあたえる工程
          ハガネ本来の性能..刃持ちが決まる
3.研 磨(研ぎ)刃先を鋭くする工程 
       全体的に形を整え、表面を美しく磨く
 

刃物製作においては全ての工程が重要となりますが、鋏の製作には
さらに”調子を取る”という重要な作業
全ての工程に関わってきます。

写真は全て増太郎工場内のものです。

ここでは  裁鋏 SLD 24cm の製作をご紹介致します。

鍛造工程

ハンドル材料と刃材料が溶接されます。

ハンドルと刃材の溶接後

ハンドルの材質は、後で修正の工程や
使用後の修理を考慮し、柔らかい材質を
使用する必要があります。

鍛造加熱

熱間鍛造をする為、
専用の加熱炉で熱します。
直火によりカーボンを焼き壊されない様にするため、
特殊ステンレス製の箱(ワッフル)中に入れて、直火にはさらしません。


鍛造

150tの出力を持つフレキションプレス鍛造機
で型打ち鍛造されます。
型打ち鍛造の工程が終了した製品
(SLD裁鋏24cm)

この後の工程は下記の通りとなります。
(製品により異なる場合があります。)

焼鈍 約24時間の工程。
 焼鈍炉内でゆっくりと890℃になるまで熱せられ、またゆっくりと温度が下げられます。
 鍛造の為の加熱によってバラついた状態の素材を一定の硬度に安定させるため、
 行われる工程です。

バレル研磨 約10時間の工程。
 バレル(タル)内に焼鈍された製品と水と砥石を入れて回転させます。
 前工程によって表面に付着しているスケール(コゲカス)を取り除くために行われます。

型抜き工程
 80tのパープレスを使用して、鍛造工程で出来た"バリ"を取り除きます。
 この工程で刃の形が出来上がります。

馴らし打ち工程
 再び150tフレキションプレス鍛造機を使用し、ここまでの工程で出来た
 曲がりを矯正します。
 同時に鋏の裏面のスキを調整し"鋏の調子"が決まります。

ハンドルの形を調整します。

ネジ穴を開ける工程
 裁鋏のネジは片方が丸穴、もう片方が角穴になっています。
 この工程は熱処理(焼入れ)前に行います。
 熱処理後はネジ穴が開けられません。

  熱処理工程へ

-各工程の間に行われている、細かな作業は省きました-

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